22年中国政府奨学金への申し込み①

22年中国政府奨学金への申し込み①

2022年度・中国政府奨学金留学生募集要項が発表されました。

21年度の募集は、コロナでスケジュールが大幅に後ろ倒しになり、1月に情報リリース、2月申請締め切り、3月中旬に結果通知・オンライン面接でしたが、22年度は予想以上に前倒しで進みます。

このブログでは、JASSO募集の中国政府奨学金についてご紹介していきます。

22年度スケジュール

①CSC電子申請システムへの登録・和文出願書類郵送提出
締切:2022年1月14日(金曜日)

②書類選考結果通知:2022年2月上旬

③面接選考:2022年3月1日(火曜日)

④外国人体格検査表・無犯罪経歴確約書の提出
締切:2022年3月11日(金曜日)

⑤面接結果通知
(例年から考えると2週間後の3月下旬あたり)

⑥最終決定通知:7月中

地方では外国人体格検査の結果取得に時間がかかるので、書類選考の結果が来たらすぐに検査をする方が確実です。

注意点:面接合格後の不合格

過去の情報では、第一~第三希望の大学に受け入れてもらえなかった場合は、CSCが配置する他の大学に行けたのですが、今回、和文出願書のフォームには、「記入した大学以外の大学には配置されないため、第3希望まで記入することが望ましい。」とあり、驚きました。

JASSOのページ上にも、「申請者が記入したすべての留学希望大学が不採用となった場合、不合格となる」と明記されています。

2021年度募集要項
※出願後の留学希望大学および専攻分野の変更は認められない。
※本奨学金の申請前に、留学希望大学の入学試験を受け、受入れ内諾書(予録取通知書)を取得した場合は、留学希望大学への入学が確実になる。受入れ内諾書(予録取通知書)を本奨学金の申請前に取得しなかった場合には、各大学が申請者の成績や語学力等で受入の可否を判断する。なお、留学希望大学に採用されなかった場合、それ以外の大学に配置されるため、あらかじめ留意すること。また、既に中国の大学に在籍している場合でも、必ずしも中国政府奨学金留学生として在籍校に採用されるとは限らない。
2022年度募集要項
※留学希望大学は慎重に選ぶこと。北京、上海など大都市にある大学は、申請者が多いため競争倍率が高く、面接選考に合格しても希望の大学に採用されない可能性が高いため、留学希望大学を選択する際は大都市以外にある大学についても考慮すること。また、学力のレベルに差をつけて出願することが望ましい。
申請者が記入したすべての留学希望大学が不採用となった場合には、不合格となる。なお、出願後の留学希望大学および専攻分野の変更は認められない。
※特に修士、博士、進修生は、本奨学金の申請前に留学希望大学の入学試験を受け、受入れ内諾書(予録取通知書)または指導教官の招聘状などの証明資料を取得することが望ましい。また、既に中国の大学に在籍している場合でも、必ずしも中国政府奨学金留学生として在籍校に採用されるとは限らない。(太字は筆者編集)

北京大学、清華大学、復旦大学、のような組み合わせだとかなり厳しくなりそうです。

3年前の記事ですが、2019年に申請者が245人を超えたとのこと。
こうした応募者数増加も理由の一つでしょう。

日本人学生による中国政府奨学金申請、今年初めて200人を超える

注意点:メールアドレス

和文出願書に記入するメールアドレスは、Hotmail 又は Outlook NGです。

CSCに登録するメールアドレスは、Gmail、Yahooは不可

日頃使わないアドレスを登録する場合は、よく使うアドレスに転送設定をかけておくといいです。

例年書類の不備で不合格となる人が多いようなので、書類作成・アップロードの際に気をつけることをこれからの記事でご紹介していきます。