中国政府奨学金・希望大学の選び方
中国政府奨学金に申し込む際、希望大学を3つ記入することが必要です。
22年度より、3つの希望大学に受け入れられなかった場合は不合格となりますので、よくよく考えて候補を絞らなければなりません。
奨学金を利用できる受入機関・専攻分野は中国国家留学基金管理委員会(CSC)のウェブサイトStudy in China / 留学中国 から検索できます。
赤い*印がついている専攻分野であれば奨学金申請が可能です。
希望する3つの専攻分野は同じでなければならないことに注意しましょう。
特定の大学に受け入れてほしいという強い希望がない場合、どのように希望大学を選べばいいでしょうか。
希望地域から選ぶ
ただし、北京・上海など、大都市は希望者が多く、ハイレベルの大学だけを記入した場合は書類選考を通過しないケースもあるようです。奨学金支給の権利取得を最優先とするのであれば、人気地域以外の大学も候補に入れるのがおすすめです。
専攻分野に強い大学かどうかで選ぶ
大学が希望する専攻分野にどのくらい力を入れているかを大学の公式サイトや在校生・卒業生の口コミから確認し、選定材料としましょう。
進修生として中国語を学ぶ場合では、良質な教材を出版している大学かどうか、なども検討材料になります。
留学生に親切な大学かどうかで選ぶ
地方都市の小規模大学を希望すると、受け入れてもらう確率は上がるかもしれませんが、大学の担当部署が留学生への対応に慣れておらず、思わぬ苦労をすることになるかもしれません。
そもそも中国の大学の事務方は日本と比べるとかなり大雑把で予想外の対応をされて驚くことも多いです。留学生をたくさん受け入れている大学でも、たらいまわしにされて問題がなかなか片付かなかったり、担当者によって言うことが全然違う、などということは日常茶飯事です。
日本からの留学生を積極的に受け入れる気持ちのある大学の多くは、HSKが主催する留学フェアに参加するので、この参加大学リストも参考になると思います。参加大学のプレゼン担当者はほぼ日本語を話します。
22年の参加大学は以下の通りです。
また、CSCのウェブサイト(Study in China / 留学中国)でも、留学生寮や学食など学内のサービス情報を得ることができます。この情報が不十分であれば、留学生に手厚い対応がない可能性もあるので、このあたりの情報提供量の多寡からも、希望大学を絞り込むことができると思います。
ネットにある情報だけで決めるのではなく、実際に留学生担当部署にメールで連絡してみて、どのような対応か確認してみることもおすすめです。
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