中国留学・奨学金申請から渡航・入学までのスケジュール

完成中国政府奨学金の募集要項が発表されました。
毎年大きな変更点があり、戸惑うことも多いと思います。
各プロセスごとに丁寧に準備を進めていきましょう。

①募集要項発表まで

募集要項発表から提出締切までは、毎年タイトなスケジュールです。
あらかじめ用意できるものは早めに取り寄せておきましょう。

中国政府奨学金・希望大学の選び方

②書類選考締切まで

24年度は、3月1日の時点で内諾書や受入同意書を提出しなければならなくなったので、早めに手続きを進めましょう。

中国の大学に受入内諾書（予録取通知書・中国政府奨学金）を申請する

指導教官からの受入同意書を入手する

③書類選考結果発表まで

例年3月頃まで、各地方政府奨学金の受付も同時に実施されています。
中国政府奨学金と同時進行で応募することは可能（両方受かった場合はいずれか辞退が必要）です。
中国政府奨学金申請用の書類が活用できるので、応募できそうなところは応募してみましょう。

JASSO中国政府奨学金の面接選考に落ちた後できること

④面接選考～結果発表まで

学位取得生の場合、自費生として入学許可を得ておけば、万一すべての大学で不合格となった場合のプランBとなります。
入学後、次年度にもう一度奨学金申請をすることも可能です。

中国政府奨学金申請と同時進行でできること

中国留学・外国人体格検査・健康診断書の入手方法

⑤面接選考合格後

大学によっては、学力検査や面接が実施されるところもあります。
対策を進めておきましょう。

中国政府奨学金・国内選考通過後のプロセス

中国政府奨学金に落ちた・不合格のケース

⑥受入大学決定後

地域によっては、ビザ申請の予約がとても取りづらい場合があります。
早め早めに準備していきましょう。

中国政府奨学金・最終合格発表

⑦招聘状到着後

《レポート》中国留学（X1）、観光（L）ビザ、申請・取得しました。

⑧現地到着後

入寮手続きをした日に携帯電話のSIM契約をするのがスムーズです。

中国の携帯電話番号を入手したら、中国工商銀行の多くの支店で、居留証なしで口座開設ができます。
ただし、Alipay・WeChatPayと紐づけができるようになるのは、手続きした日からおよそ2週間かかります。
中国到着からすぐにQRコード決済を使いたい場合は、Alipay・WeChatPayに日本のクレジットカードを登録しておくとよいです。

奨学金を受け取る銀行は指定されていることが多いです。
多くの銀行は外国人居留許可証が発行されてからでないと口座が作れないため、タイミングによっては国慶節明け以降となることもあります。

多くの大学では、外国人居留許可を受けるための健康診断の手配をしてくれます。中にはバスで学生を連れて行ってくれるところも。
6か月以内に受けた書類があれば再診断不要ですので、レントゲン写真も忘れずに持参しましょう。

健康診断の結果が届いたら、公安に外国人居留許可手続に行きます。
手数料（居留期間が1年未満の場合、400元/人・1年以上3年未満の場合、800元/人・3年以上5年未満の場合、1000元/人）がかかるので注意。
パスポートを1週間から10日預けることになります。
国慶節のお休みを挟むことになる学生も多いですが、パスポートの代わりになる証明書をもらえるので、旅行などに行く際にはそれを携帯しましょう。この証明書で、国外には出れません。
手続き完了後、EMSで大学に送ってくれるサービスもありますが、料金がかかるので、自分で取りに出向くことも可能です。

国慶節休みの前後は、履修登録期間となります。
留学生向けに、履修登録のための説明会が開かれる大学も多いので、だいたいなんとかなります。
本科生は（軍練など）受ける必要のない授業がありますのでしっかり説明を聞いておくことをおすすめします。
ただし、どこの大学でも必修授業がかぶって受けられないといったトラブルが毎年頻発するので、担当者と密に連携を取りながら進めましょう。

☆日本国内のサービスを国外から使う際、海外でもSMSを無料で受信できるキャリアだと便利です。
povoならほぼ無料で日本の携帯電話番号をキープできます。

留学中の電話番号キープにおすすめの格安SIMはpovo 2.0

☆23年度から、学位取得の奨学金生は11月頃に語学能力テストを受験することが必須となりました。
多くの大学で、いきなり告知、その日に受けられない場合は奨学金受給資格を失う旨お知らせがありました。

また、2年目以降は年度審査もありますので、忘れず書類を提出しましょう。

中国政府奨学金生の年度審査